ちょっと最近、時間の流れが速すぎる

日々の雑談や本の感想などを書いていきます。

「表紙買い」ならぬ「背表紙買い」する人、自分以外にも居るよね?

 

自分は本を読むのがまあ趣味と言うか、暇つぶしになっているので結構頻繁に本を買う。

最近はネットの通販で買うことも多いんだけど、それでも数か月に一回くらいは本屋に行って買う。

ネットの通販で買うのはシリーズものの続刊とか、好きな作者の未読作品とか。

一方本屋で買うときは、何にも知らない作者のものをインスピレーションの赴くまま、開拓者の気分で買う。

本屋でブラブラと本を物色しているとき、自分以外の人はどういう基準で本を買ってるんだろうと思うことがしばしば。

 

わざわざ巻末の解説を読んでから買う人も居るらしいし(だから文庫本などの解説では極力ネタバレを避けている)、カバー裏のあらすじとか、帯の推薦文なんかで選ぶ人も居るのだろうか。

冒頭の数ページを立ち読みしてから決めるような、慎重派の御仁もいらっしゃることだろう。

 

自分は完全に「背表紙買い」である。

「表紙買い」ではない。表紙すら見ずに、本棚に突っ込まれた本の背表紙だけ、タイトルだけで判断して買うことが非常に多い。

そもそも本を買うために色々と時間をかけるのが面倒くさい。

いや、お金をかけて買うんだからそのくらいの吟味は当然だと思うかもしれないが、自分はそもそも本を読んで心底失敗したという記憶があまりない。

どんな本でも大抵はそれなりに楽しめてしまうタイプなのだ。

そりゃあたまには「やべえ本買っちまったな」って思うこともあるが、それはそれでいい話のネタになる。

そういう地雷本は積極的に友人知人におすすめして厄払いすることにしている。

 

だから自分の判断基準では、タイトルが面白いとか気になったとか、そんな程度でじゃんじゃん買ってしまう。

本棚にあるのでは皆川博子「倒立する塔の殺人」、阿部智里「烏に単は似合わない」、詠坂雄二「リロ・グラ・シスタ」、樋口有介「窓の外は向日葵の畑」、トニ・ヒル「死んだ人形たちの季節」、ダニエル・フリードマン「もう年はとれない」なんかは完全にタイトル買い。

なんだかどれもこれも、タイトルを見てるだけでワクワクしてくる感じがしないだろうか?

自分だけ?

 

まあ、こんな話をして「みんなも背表紙買いしようぜ!」とか言いたいわけではない。

人それぞれ、いろいろな購入基準があるよねっていう話をしたかった。

最初の疑問に戻るけど、他の人はどういう基準で買ってるのかが気になる。

だって、こんなに世の中には本があふれているんだから、誰だって本屋の入り口に近い本から適当に買っていくなんてことはしないだろう。

やっぱ表紙なのかね?