寝る直前に考えること
って相当わけわからないですよね。
ベッドに入って考えている最中は
「お、これすごい発想だ!自分天才なんじゃないか」
とか思っているのに、朝になったらたいてい忘れてる。
仮に覚えていてもそんなに珍しい発想でもないってことがしばしば。
寝る前ってできれば何も考えないほうがいいと思うのに、どうして人間の頭ってこうもどうでもいいことをあれこれ考えてしまうのか。
せめて何かの役に立つようなことを考えてくれればいいのに、考えつくのは最近読んだ小説に出てきたアイデアを三番煎じくらいにしたようなものばかり。
脳みそに回る糖分の無題遣いだし、考えれば考えるほど眠れなくなるという悪循環。
まあ、考えている最中はそれなりに楽しいから、それでトントンってことなんでしょうか。
最近はあまりにも小説のネタみたいなものが頭に浮かんでくるので、そのうち小説にでも仕立てて新人賞に応募していやろうかと考えている。
考えていたことを翌朝まで覚えていたら、百に一つ二つは小説が欠けそうなもんだと思っている。
昨日考えていたことはなんだっけな。
そうそう、人間の体において病原菌に対して免疫機構が働いて抵抗する仕組みと、社会において犯罪者に対して警察機構が働いて捕縛する仕組み、似てるっぽいんじゃないかなっていうことだった。
そこから敷衍して人間社会と人間自体を同一視してみるとか、そんなことを考えていた。
社会の移り変わりを最適化と捉えてみたり、変わらない部分を恒常性と捉えてみたり、世代の交代を細胞の入れ替わりと捉えてみたり。
いやまあ、似てないことは無いけど結構牽強付会な感じが拭えない。
これで小説を書くのはちょっと無理っぽいなあ。
ちなみにこの発想、ちょっと前に感想を載っけた森博嗣「数奇にして模型」で出てきた「人間はどこまで一つなのか?」みたいな問いに触発されたものだと思われる。
犯人の動機とも関わっていたし、結構心に引っかかっていたようだ。