アニメ「BACCANO!」一気見したので感想
ずっと前にブルーレイボックスを買っていた「BACCANO!」を一気見した。
1930年代、禁酒法時代のアメリカを舞台に錬金術師が作り出した不死の酒をめぐってマフィアやチンピラや錬金術師やカップル強盗が巻き起こす騒動に、大陸横断特急フライング・プッシー号での狂信者に不良少年に快楽殺人鬼なんかが暴れまくる事件を群像劇で描いた作品。
控えめに言ってもめちゃくちゃ面白いし、観てない人には本気でオススメする。
前にもレンタルで観たことがあったんだけど、とても気に入ったので思い切って数か月前に購入したのを今日まで観てなかった。
そろそろ観てみようかなーと思って観始めたら面白くて面白くて、一話から番外編含む全十六話を一日で観てしまった。
久し振りに観てみたらオープニングで軽くこれまでの内容に触れているし、登場人物の名前もしっかり紹介しているしで視聴者の理解を助ける工夫がされているのに気づいた。
まあね、そんぐらいしなきゃ複雑すぎてなかなか内容が頭に入ってこないしね。
それでもリアルタイムで視聴していた人のいくらかは、内容について行けなくて脱落しちゃった人も多かったんじゃないかなあと感じた。
いやあ、脱落したまま観てない人は本当に損してる。
群像劇なので登場人物がとても多いことに加え、時間と空間が頻繁に飛ぶので最初のうちは何が何やらわからない。
でも観ていくうちにだんだん誰が誰なのか、どんな関係を持っているのかがわかってきて、テンションマックスでラストを迎える。
一見バラバラに起きているようなあれこれの事件がどんどん関連性を増していって、最後にはきれいにつながり、かつそれぞれの話もしっかりした結末を迎える構成が最高に観ていて快感なのだ。
かっこいい雰囲気が好きな人にも、複雑な話が好きな人にも、ハッピーな話が好きな人にもおすすめ。
多少グロイところもあるけれど、アニメだからといって敬遠するのはあまりにも勿体ない作品。
これは別に萌えを押し出している作品じゃないけど、女の子もかわいい。
ミリアちゃんとか超おバカだけど好き。
一番好きなのはやっぱりレイチェルくんだけどね。
かっこいいし身体能力高いし素直じゃないところもいい。