雪が降っている中で引きこもっていると優越感を感じる
昨日の夜から「なんか雪降ってるなー」くらいのことは気づいてたんだけど、今朝起きたらちょっと引くくらいに雪が積もっていたから驚いた。
住んでる地方はそれほど雪が積もらない地域なので、雪が降ってもちゃんと積もるというのは珍しい。
大学に入ってからはこんなに積もったことなかったんじゃないだろうか。
雪の中を大学へ行った覚えがない。
こんな日には、高校時代に雪が積もった歩道を恐る恐る自転車を漕いで通学していたことを思い出す。
結構危ないことしてたな、自分。
今はもうそんな無茶をする気分にはあまりならない。
こけたら痛いし。
自分は雪が降ったり猛暑だったり、天候の厳しい時分には「将来は引きこもって暮らせるようになろう」と心に決めていたものだ。
大学生であるうちはある程度それが実現できていた、学校に行きたくなければ行かなければいいのだ。
そうやって自室に引きこもっているとき、まるで自分の相対的幸福指数が急上昇した気分になる。
他の人間たちが働いている間にのんびりしているだけでも自分の相対的幸福指数が上昇するのに、加えて彼らがこの悪天候で通勤通学を強いられているともなれば、相対的幸福は増加の一途をたどる。
思えば大学生になって一番よかったのは、自分の時間を自分の自由にできることだろう。
しかし四月から会社員になれば、そうもいかない。
「雪が積もってるのでいけません」なんて言おうものなら、次の出社日には周囲の痛い視線にさらされること間違いなし。
挨拶をしても返す同僚は無く、部署内で共有されている申し送り事項も自分にだけは伝えられない。
そうしていたたまれなくなった自分は自ら退職するという図式が見える。
恐ろしき哉、社会人。
自分は基本的にインドアな人間だから、外に出なければ心が死ぬなんて言うことは無い。
そうなれば、なるだけ家の外に出ないで生きられる方法を模索するべきだ。
しまったなー、大学生のうちに家の中でお金を稼げるようにしておくべきだった。
つくづく株やら不動産やらで不労所得が欲しい。
勉強してみようかな。
目標は三十歳までに会社を辞めるということで。